【5月6日 AFP】世界最高峰エベレスト(Mount Everest、チョモランマ)山頂に五輪聖火トーチを運ぶ計画は、激しい雪と強風のために再び延期する事態となっている。

 エベレスト山ふもとのメディア基地に滞在中のチベット自治区当局広報官によると、強風や激しい降雪のため、あと数日間の待機が必要だという。メディア基地の一部は、チベット自治区内にある。

 中国政府は、聖火トーチのエベレスト登頂を北京五輪に向けた一大シンボルにしたいという考えを持っており、エベレスト登頂には、世界各国や中国国内で行われた聖火リレー用のトーチとは異なった特別製のトーチを用意している。

 また、厳しい天候が続く中、現場から退去する外国の取材陣も出始めている。(c)AFP