【8月15日 AFP】北京五輪の競泳平泳ぎでアテネ五輪に続いて2大会連続の2冠を達成した日本の北島康介(Kosuke Kitajima)が、大会終了後の引退を示唆した。

 世界新記録で制した100メートルに続き、14日に200メートルでも優勝した北島は、レース後に日本の報道陣に対し引退の可能性について「そのつもりで臨んでいる」と語った。

 スポーツ報知(Sports Hochi)は、平井伯昌(Norimasa Hirai)コーチが目に涙を浮かべて「彼が全力で200メートルを泳ぐ姿を見るのは最後かもしれないと考えながら見ていた」と発言した後、北島が衝撃的なコメントを発したと伝え、平井コーチは「康介を指導して再び青春時代に戻ったように感じていた。幸せだった」と付け加えている。

 また、読売新聞(Yomiuri Shimbun)は北島が「自分の中では終わったと感じている。最後のつもりで来ているし、結果でチームとコーチに満足してもらえた」と語ったと報じている。

 17日に行われる男子4x100メートルメドレーリレーが北島にとって大舞台での最後のレースになるかもしれない。(c)AFP