【8月16日 AFP】中国・北京(Beijing)警察当局は15日、北京五輪チケットのダフ屋行為の一斉取り締まりを実施し、外国人少なくとも1人を含む110人を拘束、チケット340枚を押収した。国営新華社(Xinhua)通信社が報じた。

 市民から苦情が多数寄せられたことなどを受けて実施されたというこの取り締まりは、競技場や地下鉄の駅周辺で行われた。

 新華社は拘束された外国人の人数については報じていない。

 あるオランダ国籍の外国人は、「ウォーターキューブ(Water Cube)」の愛称で知られる国家水泳センター(National Aquatics Centre)近くで、チケット24枚を定価の10倍で販売したとして拘束された。

 また、Zhangという姓の女性は、定価150元(約2400円)の体操競技のチケット2枚を1枚1000元(約1万6000円)で転売しようとしたとして拘束された。(c)AFP