【8月11日 AFP】97歳の中国人女性が、北京五輪のバドミントン競技を観戦するために、孫が運転する三輪車に乗って延々2400キロを旅して到着した。

 孫のLiu Xianghuiさんにペダルを漕がせ、中部河南(Henan)省から壮大な旅をしてきたのはXiao Xincuiさん(97)、通称シャオおばあちゃん。アテネ五輪のバドミントン・女子シングルスで優勝した中国代表の張寧(Zhang Ning、ツァン・ニン)選手が出場する16日の試合がお目当て。北京到着まで、なんと5週間もかかったという。

 シャオおばあちゃんは、早くに息子を亡くした後、残された孫のLiuさんを育て上げた。Liuさんいわく今回「運転手」を務めることで、おばあちゃんに感謝の気持ちを示したかったという。2人の旅は中国のメディアや世間を感動させた。

 2人は、ハードルの劉翔(Liu Xiang)選手の2連覇が期待される110メートルハードル決勝のチケットも手にしているという。(c)AFP