【8月5日 AFP】(一部更新)当局の必死の大気汚染対策にもかかわらず、3日後に北京五輪開幕を控えた北京市の空を5日、再び厚いスモッグが覆った。

 市内北部に設けられている選手村上空にも、どんよりとしたもやが垂れ込め、8日に開会式が行われるメーン会場の「鳥の巣(Bird's Nest)」ももやに包まれた。
 
 すでに北京に到着している各国選手団は早速、大気汚染に関して懸念し始めている。

 トルコの重量挙げチームのTalat Unluコーチは「運営はとてもうまくいっているが、公害はいただけない」と述べ、インドネシア選手団の役員Syafraidi Cut Ali氏は「(選手たちは)自分たちのベッドルームかダイニング・ルームに留まり、屋外には出ないようにする」と、スモッグ対策に特別の注意を払うという。

 北京市は7月20日から、五輪直前の汚染対策措置を集中的に実施。前週末、上空はいったんは珍しく快晴に恵まれていた。(c)AFP