【7月21日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相が8月8日に行われる北京五輪の開会式に出席する。中国を訪問中のセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)露外相が21日、明らかにした。

 北京で中国の楊潔チ(Yang Jiechi) 外相と共同会見したラブロフ外相は「(五輪への)ロシアからの出席者のトップはプーチン首相となる。開会式に出席するほか、中国の指導者たちとも会見する予定だ」と述べた。

 北京五輪開会式に出席を予定する各国指導者には、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領、ニコラ・ サルコジ(Nicolas Sarkozy)仏大統領、福田康夫(Yasuo Fukuda)首相らが名を連ねている。3月のチベット(Tibet)自治区における暴動とそれに対する中国政府の弾圧から、各国指導者らが出席をボイコットするとの懸念は杞憂(きゆう)に終わりそうだ。

 アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)独首相やゴードン・ブラウン(Gordon Brown)英首相は欠席を表明しているが、両者とも中国に対して距離を置くためではないとし、ブラウン首相は24日の閉会式に出席する意向を明らかにしている。(c)AFP/Charles Whelan