【7月16日 AFP】来月に迫った北京五輪について、中国は開会式当日に雨が予想されるような場合、人為的な手段を使っても雨を降らせないつもりのようだ。同国気象当局が15日、明らかにした。

 気象当局のChen Zhenlin氏は「あくまでも非常手段ではあるが、気象当局は人為的な天候調節について真剣に準備している」と語った。

 同氏によると、中国の気象当局は2003年から、特に降雨量の減少について、天候制御実験を何度も行っているという。

 Chen氏は「例えば、小雨を降らせる程度の雨雲だったら、人為的な天候調節でなんとかできる」としながらも、大雨に対してはなすすべはないとしている。(c)AFP