【7月14日 AFP】五輪を数週間後に控えた中国の首都・北京(Beijing)で、大気汚染や交通渋滞の軽減のためとして、市内の企業が就業時間の変更や短縮を命じられている。

 中国政府はウェブサイトで前週末、国営企業らに1時間遅く始業し、1時間早く終業し、通常午前9時~午後5時までの就業時間を短縮するよう命じたと発表した。

 また条件が適切な場合には、すべての従業員に在宅勤務を許可し、あるいは通勤時間をずらすためにフレックスタイム制を採用すべきだとも通告した。五輪開催期間中に従業員に年次休暇を取得させることも奨励している。国営通信でも報じられた。

 政府によると今回の通告は北京五輪へ向けて、北京市の交通渋滞と大気汚染の緩和を目指した施策の一環。7月20日から2か月間施行される。(c)AFP