【6月28日 AFP】米NBAで活躍する北京五輪バスケットボール中国男子代表、姚明(Yao Ming)選手が選手村で使用するベッドなどが、記念品として大会終了後に大規模な競売に掛けられる。26日、国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)が伝えた。

 競売はインターネット上で25日に入札の受け付けが開始された。主催者によると8月8-24日の北京五輪開催期間中に使用された備品や不動産など、最終的には約「2億点」が出品される。ただし現段階では、この極めて大きな出品数は、別の情報筋からは確認はされていない。

 チャイナ・デーリーによると、競売の売り上げは総額で最大10億元(約155億円)が見込まれている。

 競売を主催する北京財産権取引所(China Beijing Equity ExchangeCBEX)の熊焔(Xiong Yan)総裁は25日、姚明選手のベッドのような注目商品を競売の目玉に据える方針を示し、「国民は(北京五輪の)記念品を求めている。競り合いが過熱するのは明らかだ」などと述べた。

 チャイナ・デーリーによると、出品は家具やスポーツ用品、電子機器から仮設会場建設に使用された土地まで多岐にわたる。

 ベッドの大きさは公表されなかったが、大会当局者は、身長226センチの姚明選手など長身の選手のために特別に長いマットレスが用意されると話している。(c)AFP