【7月17日 AFP】陸上・男子100メートルの世界記録保持者であるウサイン・ボルト(Usain Bolt)が、200メートルの世界新記録を樹立することが可能であると、200メートル世界記録保持者のマイケル・ジョンソン(Michael Johnson)氏が語った。

 まさに200メートルの伝説であるジョンソン氏は、21歳のボルトが200メートルで新たな金字塔を打ち立て、12年目を迎えた19秒32という記録を打ち破ることができると明言した。

 ゴールデンリーグ(IAAF Golden League)10周年を祝うためスタッド・ド・フランス(Stade de France)を訪れたジョンソン氏は「彼なら私の記録を破ることができると確信している。彼はそれに必要なだけの資質を持っている。彼には非常に大きなストライドがあるが200メートルでピッチを速めることができれば、桁外れのコンビネーションとなるだろう」と語っている。

 2008年5月31日に100メートルで世界新記録を樹立しているボルトだが、2002年の世界ジュニア選手権で史上最年少(15歳)優勝を果たした200メートルが本命と考えられており、13日に行われたアテネGP(Athens Grand Prix)の同種目では史上6番目に速いタイムとなる19秒67を記録している。

 ジョンソン氏に加え、200メートルの前世界記録保持者のピエトロ・メンネア(Pietro Mennea)氏や1976年の200メートル金メダリストであるドン・クォーリー(Don Quarrie)氏もボルトが記録を破るだろうと考えている。(c)AFP