【12月19日 MODE PRESS PLUS】低迷続く日本経済。そんな世相も他人事のように、今年のクリスマスも街は華やかだ。冬の夜空に星が瞬くころには、大切な人と聖なる人の誕生を祝ってシャンパンを傾ける人も多いことだろう。しかし、2012年の日本経済も困難を極めた年であったことを忘れてはいけない。

 グローバリゼーションのうねりの中で、中国やインドは数十年前と比較すれば段違いに豊かになった。対する日本では、サラリーマンの平均年収は平成9年の467万円から平成23年には409万円まで減少し(国税庁:平成23年分民間給与実態統計調査結果参照)、お家芸だった電子機器など「メイドインジャパン」の旗色は悪く、サラリーマンにとっては、小遣いの減少など身につまされる思いの人も少なくないだろう。

 しかし、たとえそうであってもこの時季ばかりはクリスマスのムードにまかせてロマンチックにシャンパンで乾杯!といきたいものだ。この時期飲まれることの多いシャンパンだが、その中でもナポレオンが愛したシャンパンとして有名なのがモエ・エ・シャンドン(Moet & Chandon)。このモエ・エ・シャンドンは、私たち日本人が遠ざかってしまった “勝利”に対してのゆかりが深いブランドでもある。  1743年、クロード・モエによって創立されたモエ・エ・シャンドンは「世界で最も愛されているシャンパン」と言われ、かの皇帝ナポレオンとのゆかりも深い。ナポレオンは戦地に赴く際にはモエ家をお訪れ黄金色のシャンパンで勝利を誓ったといわれている。ちなみにラベルに刻まれている「IMPERIAL」(フランスで「皇帝のもの」)は、ナポレオンとの親交の証とされている。

 また勝利の祝杯と言えばF1などでみるシャンパンファイトを思い出す人も多いかと思うが、これには意外なトリビアが隠されている。前出のナポレオンが戦勝記念にシャンパンかけをおこなったという伝説にはじまり、他にも次のような逸話がある。1966年のル・マンの優勝者に贈呈されたシャンパンのコルクが気泡の圧力で吹き飛ぶアクシデントが発生。翌年からこのときの“事件”をまねたシャンパンファイトが始まったとされている。

 通常1本のモエ・エ・シャンドンのボトルの中に入っている炭酸ガスの圧力は6気圧ほどといわれその圧力はなんとロンドンバスのタイヤと同程度。乗用車のタイヤが大体2気圧ちょっとくらいだから物凄い圧力で封じ込められていることになる。このシャンパンファイトは以来今日まで途切れることなく勝利のセレモニーとしてF1など様々なスポーツの場において伝統的に続けられている。このように、勝利の隣にはいつもモエ・エ・シャンドンがあった。

 さらにもうひとつ加えておこう、今年は五輪イヤーであったが、勝利の色と言えば「金」である。ロンドン五輪での日本人選手たちの活躍ぶりは、2012年の記憶に残る明るい話題といえるだろう。日本史上過去最高の38個のメダル、内7個の金メダルをもたらした。  金色に輝くシャンパンは、今年一年頑張った自分への金メダルとして喩えてみるのもよいかもしれない。

 クリスマスにシャンパンで乾杯、一年の締めくくりの機会に、金色に輝くモエ・エ・シャンドン(2時間の保冷機能が付いた「金」の特別限定ボトル、モエ アンペリアル ダイヤモンドバック)で、恋人への愛や家族の幸せを願うだけでなく、「来年こそは給料大幅増!」「大口顧客を獲得!」「絶対に結婚!」など、新年に向けた勝利に対する“願い”や“誓い”も、そっと秘めてみてはいかがだろう。(c)MODE PRESS PLUS/MODE PRESS

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モエ・エ・シャンドン公式ページ